鍼灸はどうして効くの?? 鍼灸とホルモンについて。

鍼灸はどのようにして効くの?今回は鍼を刺すことによって分泌される代表的なホルモンをご紹介したいと思います。

鍼灸には鎮痛作用・精神安定作用があると言われています。単純に鍼を刺しているだけで何が変わるの??と疑問を持つ方も多いと思われますが、鍼灸は科学的にも分析されており、体の中で様々な変化を起こしています。

 

特に女性の体調を変化させるものの代表としてホルモンの影響が言われますが、実は一生のうちに分泌されるホルモンは耳かき一杯分なのだそうですよ。月経や出産、ストレスなどで変化すると言われているホルモンがたった耳かき一杯分とはと私は驚きました。女性なら誰でもそう思うのではないでしょうか。でも、耳かき一杯分なら何か調整できるかもと思わないでもないのも正直な感想でした。

◎鍼を刺すことによって分泌されるホルモン1=エンドルフィン

体に鍼を刺すと刺激が神経を伝わって脳に伝わります。体は外から入ってきた異物に抵抗を示して回復しようとします。この時に脳の視床下部というところから痛みを麻痺させるエンドルフィンという物質を分泌します。このエンドルフィンはモルヒネの6.5倍の鎮痛効果があるといわれます。

◎鍼を刺すことによって分泌されるホルモン2=オキシトシン

また、鍼刺激によりオキシトシンというホルモンも同時に分泌されます。このホルモンは幸せホルモンと呼ばれ精神の安定を図ります。

初めて鍼治療を受けられた方が2回目に受診された時に、”前回の治療の帰りにお花を買っていこうという気分になりました “と報告してくれました。これもオキシトシンというホルモンのお陰かなと思います。

◎鍼を刺すことによって分泌されるホルモン3=セロトニン

精神を安定させるといわれるセロトニンも増加すると言われています。セロトニンはノルアドレナリンやドーパミンの量をコントロールしています。

細菌やウイルスなどからからだを守る免疫や内分泌系の働きにも効果があるとわかっています。また鍼刺激で“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが増えると言われています“鍼刺激でリラックス脳波と呼ばれるα波が全脳皮質領域から発生することが分かりました”ということも発表されています。

鍼を刺すことによって分泌されるホルモンはどれも必要なものですね!
私たち鍼灸師がお手伝いをさせていただけることがあることがわかり、とても嬉しく思います。
ホルモンの調整はお任せくださいね。

参考:http://www.meiji-u.ac.jp/research/files/9863ae720edc0da7984122b5a0dfe7db.pdf

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エンドルフィン ウィキペディアより

βエンドルフィンは、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)などと同一の前駆体であるプロオピオメラノコルチン(POMC)に由来する。PAGに投射する視床下部弓状核のニューロンがエンドルフィンを分泌する。ストレス時に視床下部からCRFが分泌されると、下垂体前葉からPOMCから切り出されてACTHとβエンドルフィンが1:1の割合で放出される。

β-エンドルフィンは、オピオイドμ受容体に作用し、モルヒネ様作用を発揮する。ストレスなどの侵害刺激により産生されて鎮痛、鎮静に働く。鎮痛作用はモルヒネの6.5倍の効果があるとされる[要出典]。 βエンドルフィンが中脳腹側被蓋野のμ受容体に作動し、GABAニューロンを抑制することにより、中脳腹側被蓋野から大脳皮質に投射するドーパミン神経系(別名A10神経系)のドーパミン遊離を促進させ、多幸感をもたらす。